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Elektron、ファームウェア改造の投稿を禁止 AI支援パッチの急増で

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Octatrack向けのリバーブ、SP-404MKII向けのグリッドシーケンサー。AI支援によるMODが急増するなか、Elektronは自社フォーラムからの排除に動いた。

Elektronは9月16日、ユーザーに対し、同社のフォーラム「Elektronauts」はハックの共有やファームウェア改造の宣伝を行う場ではないと通達した。We Rave Youが報じた。ファイル、ツール、リポジトリ、手順、さらにはそれらへの案内も禁止で、現行機種か旧機種かを問わず、該当する投稿は同社が削除する。改造全般についての一般的な議論は引き続き認められる。Machinedrum X firmwareのような長年続くプロジェクトは対象外で、それ以外は個別に審査される。

問題となっているMODが動作するのは、Octatrack、Digitakt、SP-404MKII、MPC500といった、DJブースにも持ち込まれる機材だ。こうしたプロジェクトの多くはまだアルファ版やベータ版の段階にあり、未完成のビルドを書き込むと、ギグで使っているユニットが文鎮化するおそれがある。

禁止の対象はElektron自身のフォーラムとチャンネルに限られ、ユーザーが自分の機材で何をするかには及ばない。同社が挙げる懸念は、十分にテストされていないソフトウェアが機材を損傷しかねないこと、自社の知的財産が危険にさらされること、そして自社フォーラムにリンクがあれば、すべてのMODをElektronが承認していると受け取られかねないことだ。

引き金となったのは、Elektron自身も一部はAI支援によるものだと説明する新たなファームウェアの波である。かつてファームウェアの解析には、バイナリの分解やメモリのマッピングに数週間を要した。いまではAIコーディングツールがその下準備の多くを肩代わりし、古いハードウェアに新機能をパッチで追加できる人が増えている。

プロジェクトの多くは同じ仕組みで動く。公式ファームウェアを自分で入手し、ツールが新しいコードをパッチし、できあがったものを書き込む。開発者はElektron、Roland、Akaiのファイルを同梱しないのが一般的で、標準の機能もそのまま残る。

ocatabamプロジェクトは、Octatrack MKIIにリバーブとディレイのエフェクトを追加する。DOOM OSはSP-404MKIIにグリッドシーケンサーとミキサーを載せ、Blackbox ModはBlackboxにlo-fiモード、コード、コンディショナルトリガーを加える。FM-1向けのGroove OSは、29ドルの有料の代替ファームウェアだ。

文鎮化したユニットを復旧できるかどうかは、機種とプロジェクトによって異なる。保証が受けられなくなるおそれがあり、MOD開発者も何ら保証しない。ファームウェアを同梱せず、ユーザー自身の入手を求めるプロジェクトであっても、著作権で保護されたファームウェアの使用は合法ではない。

MODを入れたOctatrackやDigitaktがスタジオでのおもちゃなら、リスクは織り込み済みで済む。だが午前1時のクラブのブースで確実に起動しなければならないなら、アルファ版のビルドは頼りない相棒だ。書き込む前に、自分の機種が復旧可能かを確認すること。ギグで使うユニットは、MODの実績が積み上がるまで標準ファームウェアのままにしておきたい。

DJ Pulse

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