Avenger 2.5 beta、オシレーターごとにトラックを持つMIDIシーケンサーを搭載
VengeanceによるAvenger 2.5の初のパブリックベータはMPEに対応し、モジュレーションソースとしても機能するシーケンサーを備える。Avenger 2ユーザーは無償で利用できる。
Vengeance Producer SuiteがAvengerにフル機能のMIDIシーケンサーを搭載した。2.5.0-beta.1ではオシレーターごとに専用トラックが用意され、DAWを開かずにパートの作成や編集ができる。
ピアノロールにはドロー、ブラシ、ラインの各モードに加え、ベロシティレーンと、カーブ編集に対応したCCレーンを装備。メトロノームとプリカウントを使ったライブレコーディングも、ステップ入力も可能だ。アレンジビューでは移動、コピー、カット、結合、ストレッチ、リバースといった定番のパート編集が行え、ループリージョンや複数選択にも対応する。
もうひとつの目玉がMPE対応だ。個々のノートにピッチカーブを描き、後続のノートへつなげられるほか、ノートごとのモジュレーションとヒューマナイズも用意される。トラックベロシティとMIDIコントローラートラックも新たなモジュレーションソースとして使え、シンセ内の任意のターゲットにドラッグして割り当てられる。これによりシーケンサーは、ノートエディターであると同時にモジュレーターとしても機能する。
インポートブラウザーではARPプリセットとMIDIファイルを読み込める。パートやトラック全体をMIDIとしてDAWへ書き出すことも可能だ。さらに、トラックにドロップしたWAVサンプルをMIDIに変換するオーディオtoMIDI機能も搭載するが、Vengeanceは実験的機能としている。
ラックにはSparkle Delay、Scorch Flanger、ダイナミックEQのDYN EQが加わった。ビットクラッシャーは刷新され、ランダマイザーを追加。ドラムスロットは最大7つの追加ラウンドロビンサンプルを保持でき、ノイズセクションには新たなクロスモジュレーションモードが入った。複数のモジュール、とくにフィルターではCPU負荷も軽減されている。デフォルトのアンドゥ履歴は20ステップから50ステップに拡大した。
今回は初のパブリックベータとなるため、バグは覚悟しておきたい。納品が控えたセッションへの読み込みは慎重に判断すべきだろう。Avenger 2ユーザーはアカウント経由で無償で入手できる。新規購入の場合、Avenger 2は219ユーロ。