Skip to content
Fuvi Clan Logo
Premium Dj Pool
Discover
ニュース

Teenage Engineeringの創業者、同社はシンセ製造をやめると語る

imagebyai

Jesper KouthoofdはOP-1、OP-XY、POシリーズが終わりに向かっていると語る。それが「今」なのか「いずれ」なのかで、各メディアの報じ方は分かれている。

Jesper Kouthoofdは昨年秋、社内再編のさなかにチームへ、Teenage Engineeringにシンセサイザーの製造をやめさせたいと伝えた。対象には、同社の出発点となったOP-1も含まれる。創業者でCEOの本人が、10月7日公開のLukas MauveによるHighsnobietyのインタビューで明らかにした。同社も同じ見出しでInstagramにこの記事をシェアしている。

理由は率直だ。チームの反応について、彼はこう振り返る。「みんな『何の話をしているんだ?』という反応だった。でも私は、自分たちにとってプロダクトはビジネスではないという結論に至った。私たちはそれ以上の存在になれる」。インタビューの別の箇所では、さらに歯に衣着せずこう語っている。「プロダクトで利益を出すべきではない」。対象となる楽器には、OP-1、OP-XY、Pocket Operatorシリーズなどが含まれる。

時期については不明な点が残る。MusicTechはインタビューを、シンセの生産が即座に止まるものと読んでいる。一方Gearnewsは、現時点では創業者がインタビューで述べた内容にとどまり、公式なスケジュールはなく、既存製品や今後のサポートがどうなるかにも触れられていないと指摘する。Teenage Engineeringが追加でコメントするまでは、「即時」という解釈は確度の低い読みと見ておくべきだろう。最終生産ロット、販売終了日、ファームウェアアップデートの打ち切りは、いずれも発表されていない。

代わりに何をやりたいのかは、さらに漠然としている。実現まで5〜10年かかるプロジェクトもあり、オンラインでの生活体験を変えうるものをほのめかしてはいるが、中身は明かさない。過去の製品を見れば、振れ幅の大きさはうかがえる。携帯型のレコードカッター、8体の木製の歌う人形による合唱団、ネジなしで組み上がるプラスチック製のPCケースなどだ。従業員は約100人、年間売上高は約4,600万ドル。どのプロトタイプを製品化するかはKouthoofd自身が決めており、社内チームが売れないと疑う場合でもそれは変わらない。彼はスプレッドシートも顧客調査も好まない。

TE製品のオーナーにとって、実際の状況は見出しほど深刻ではない。同社のアップデート方針は業界でも屈指で、既存製品には今も新機能が追加されている。それが止まることを示す材料は、今のところない。OP-XYやOP-1 Fieldの購入を考えていた人に対し、Gearnewsは、TEのハードウェアにありがちなように価格がまた上がると予想している。これはあくまで推測で、発表ではない。ただ、ラインアップが本当に終わるのなら、待つほうがリスクは高い。とはいえ、生産終了の噂を理由に慌てて新品を買うのは、割高なものをつかむ典型的なパターンでもある。自分の予算次第で判断することになる。

コミュニティで最も声が大きい不安はサポートだ。あるRedditユーザーは、新しいシンセが出ないのならTEにファームウェアをオープンソース化してほしい、そうすれば会社が次へ進んだあともオーナーが機器を改良し続けられる、と願っている。そうした計画を示すものはない。別のコメントは逆の見方で、デザイン言語はすでに「完成」しており、「足すものも引くものももうない」と述べている。

ブランドへの忠誠心が揺らいでいる様子はない。Highsnobietyの記事で引用されたLykke Liは、Teenage Engineeringを「何よりもひとつの視点だ」と評する。ただし、視点はロードマップではない。OP-1やOP-XYを軸にポータブルなセットアップを組んでいるなら、次に出るTEの新製品はそこに組み込めるものではないと想定しておいたほうがいい。今後のアップデートを前提に計画を立てる前に、サポートに関する公式声明を待つべきだ。

同社の創業は2005年で、最初のOP-1が出荷されたのは2011年。シンセに華々しく幕を引くのか、静かにフェードアウトさせるのか。それが次に明らかになる点だ。

DJ Pulse

DJ Pulse

コメントを残す