英クリエイティブ産業担当相、チケット転売禁止案の前倒しに意欲
Ian Murray担当相は、額面超えの転売を禁じる法案草案について、当初計画より早く進められるとの期待を示した。
英国のクリエイティブ産業担当相Ian Murrayは、政府がチケット転売規制の法案草案を「当初の想定より早く」進められると期待していると述べた。発言は今週リバプールで開かれた労働党大会の期間中、UK Musicのフリンジイベントで行われたもので、Mixmagが報じた。
この政策は、当時の文化・メディア・スポーツ相Lisa Nandyが2025年11月に初めて発表した。英国内でコンサートチケットを額面超で転売することを禁じる内容で、ダフ屋やViagogo、StubHubといった二次流通プラットフォームに加え、一般の利用者も対象となる。
「ファンのポケットから、チケット取引を通じて1日40万ポンドがダフ屋のポケットに流れている。これは解決しなければならない」とMurrayは語った。「法案草案は、可能な限り早く提出する」
この禁止措置は労働党の2024年総選挙マニフェストに盛り込まれており、当時の首相Keir Starmerが署名しNMEが掲載した公開書簡でも、「ファンをイベントの中心に取り戻す」と誓っていた。ただ、5月に下院で行われた国王演説(King’s Speech)では、チケット転売法案は「法案草案」としか触れられず、禁止措置は優先度が下げられたとみられていた。
UK Musicの最高経営責任者Tom Kiehlは、Murrayの発言を歓迎した。「チケット転売屋という脅威に対処するという、労働党が選挙前のマニフェストで示した約束を政府が推し進めると聞けたのは、非常に喜ばしい」と同氏は述べた。「ファンはあまりにも長く、対策を待たされてきた」