元Kobalt幹部のSimon Dennett、Matching Engine開発元のSpanish Pointに加入
Kobaltに14年在籍したDennettが、IMRO、SOCAN、TONO、Kodaが採用する権利管理プラットフォームを手がけるアイルランド企業で、Chief Product Officerに就任する。
Simon Dennettが、権利管理プラットフォーム Matching Engine を手がけるアイルランドのSpanish Point Technologiesで、Chief Product Officer(CPO)に就任した。Music Business Worldwideが報じた。Dennettは同プラットフォームの海外展開を率いる。
DennettはKobalt Music Groupに14年在籍し、Chief Product OfficerとChief Commercial Officerの両方を務めた。グローバルなデジタル徴収団体amraの立ち上げに携わり、のちにamraの取締役も務めたほか、当時Kobaltのレコーディング部門だったAWALの成長を支えるプロダクトを生み出した。退任後は、権利、知的財産、テクノロジーを軸とする事業の立ち上げ、助言、投資に取り組んできた。
Matching Engineは2018年にローンチ。Microsoft Azure上に構築されたクラウドネイティブのプラットフォームで、集団管理団体(CMO)向けに、レパートリーと使用実績のマッチング、分配処理、ライセンス、会員向けサービスを担う。IMRO、SOCAN、TONO、Kodaなど、欧州と北米13カ国のCMOが利用している。
Spanish PointのCEO兼共同創業者であるJohn Corleyは、Matching Engineが海外で成長を続けるなか、Dennettの経験は「CMOが今後の課題に対応していく上で大きな力になる」とコメント。Dennettは、権利管理はますますデータ集約的で技術的な要求が高い領域になっており、AIがその流れを加速させていると指摘したうえで、「いまやチャンスは世界規模だ」と語った。
同社はあわせて、Brian Caulfieldを会長(Chairperson)に任命した。CaulfieldはMolten VenturesのVenture Partnerで、同社の元Managing Partner。Movidius、Graphcore、Clavis Insightへの投資実績がある。
Spanish Pointの従業員数は120人超で、2023年の規模の2倍にあたる。同社は、Matching Engineを利用するCMOが今年、50万人超のクリエイターおよび権利者に対して、12億ユーロ超(13億ドル超)のロイヤリティを分配すると見込んでいる。