Master Plan 2、リミッターを再設計 帯域ごとのサチュレーションに対応
約3年の開発を経たマスタリングプラグイン。新たなリミッティングアルゴリズム、ブレンド可能な4種類のサチュレーション、リファレンス比較機能を搭載した。
Musik HackがMaster Plan 2のLoud回路を刷新し、リミッターとクリッパーに新アルゴリズムを搭載した。トランジェントと低域の情報を保ちつつ、体感音量を引き上げることを狙ったものだと、Magnetic Magazineが報じている。今回のアップデートは約3年の開発を経たもの。
True Peak処理は改良された。新たなPresence回路には、リミッターの挙動を変える2種類の周波数適応型リリースアルゴリズムが加わっている。
4種類のサチュレーションをブレンドし、特定の周波数帯に適用できるようになった。たとえば中域には密度を加え、最低域には手を加えないといった使い方が可能だ。従来のThick回路は引き続き搭載され、新たにハイエンド向けのアナログ志向サチュレーションSilkが加わる。オーバーサンプリングとアンチエイリアシングも見直され、Antiderivative Antialiasingをオーバーサンプリングと併用することで、非線形処理で生じるアーティファクトを抑える。
そのほか、メーターシステムの刷新、リファレンストラックとの比較、ラウドネスを揃えたバイパス、異なるマスタリング設定の保存と楽曲中でのオートメーションなどが追加された。インターフェースも新しくなり、既存ユーザー向けにLegacy Modeも用意される。
Master Plan 2の価格は、導入記念プロモーション中は179ドルで、通常価格249ドルから割引される。対応フォーマットはVST3、AU、AAXで、macOS 11以降、Windows 10以降で動作する。10日間の無料トライアルも利用できる。支払いは月額14.92ドル×12回のレントトゥオウン方式も選べ、最後の支払いを終えると所有権を得られる。Musik Hackは、既存のMaster Planユーザー向けにアップグレードのオプションも用意している。