Digbethの会場が£1.75bnのMidlands鉄道計画に反対の声
Save Our Sceneと新設のDigbeth Music Venues Allianceが、同エリアを対象とするMidlands Rail Hub計画に反対するキャンペーンを展開している。
£1.75bn規模の鉄道計画により、XOYO Birmingham、Mama Roux’s、Club Colette を含むDigbethの50超の事業者が存続の危機に立たされている。10月11日には、会場関係者やキャンペーナーが地区の通りでブロックパーティーを開き、計画に抗議した。Mixmagが報じている。
Midlands Rail Hub Allianceは2025年夏に計画を公表して意見公募を行った。対象はMoor Street駅とBordesleyの間の路線網だ。公募文書では、Birminghamで最も古い地区であるDigbeth(数十軒のナイトクラブ、アートスタジオ、ギャラリー、クリエイティブ複合施設The Custard Factoryが集まる)を「低地(low-lying)」と表現していた。
英国各地の会場やグラスルーツのナイトライフを守る活動を行うSave Our Sceneの創設者George Flemingは、Digbethの会場とインディペンデントなスペースが、市のグラスルーツ音楽シーンの約50%を占めると語る。「事業者の中には20年以上続いているところもあり、互いに支え合わなければ生き残れず、成長もできない」と彼は言う。
計画には既存の高架橋の拡幅が含まれ、承認されれば2030年に工事が始まる予定だ。影響を受けると名前が挙がっているDigbethの会場には、ほかにThe Night Owl、Luna Springs、komunalがある。komunalの創設者Matti Bartonによると、同会場は昨年オープンしたばかりで、強制的に移転すれば約£100,000の費用がかかるという。「存続できないかもしれないほどの大きな痛手だ」と彼は語る。最も影響が大きいとされるLower Trinity Streetの物件の契約を結んだ時点では、鉄道計画の話は一切なかったと主張する。「要するに、すべてを伏せたまま、静かに進めているんだ」と彼は言う。
Allianceは、このプロジェクトによってプラットフォームが2つ増え、より多くの列車がMoor Streetに乗り入れるため、Birminghamで最も利用者の多いNew Street駅の混雑が緩和されると説明している。また、市外から訪れる人が増え、街のカルチャーに触れる機会も広がるとする。FlemingはSave Our Sceneが鉄道の改良そのものに反対しているわけではないとしたうえで、こう問いかける。「そのカルチャーが存在しなくなるのに、人々がカルチャーを目当てにBirminghamへ足を運ぶだろうか」。
Digbeth Block Partyは、Save Our Sceneと、脅威にさらされた会場で結成されたDigbeth Music Venues Allianceが主催した。DJ、会場オーナー、クラバーが集まり、Save Digbethキャンペーンのための資金が集まった。Silva BumpaとFleur Shoreがプレイした。参加者にはBirmingham選出の下院議員で内務大臣のShabana Mahmoodへメールを送るよう呼びかけられ、Flemingによればこれまでに4,000通超が送られたという。
Shoreは、15歳でDigbethに遊びに出るようになり、姉のIDを使ってThe Rainbowに入っていたこと、大人になってからはこの地区でプレイするようになったことを振り返る。「アートやクリエイティブ分野について、彼らがどう考えているかがよく分かる」と彼女は語る。Flemingは、このエリアがBirminghamのクィアコミュニティにとっても重要だと付け加える。「ここなら、誰にも判断されずにパーティーもパフォーマンスもできる」と彼は言う。
Mahmoodは8月下旬に書簡を出し、「地域の鉄道網への大規模投資の見通しを支持する」としつつ、周辺の事業者への混乱は「いくら強調してもし過ぎることはない」と述べた。以降、追加のコメントは出していない。Birmingham City Councilは、「既存の事業者とコミュニティを守る形で計画が実施されなければならないと明確に伝えてきた」とし、Network Railと協力して投資の効果を最大限に引き出したい考えを示している。
計画はいまも協議が続いている。「改訂案」に関する意見公募は2027年夏に予定され、その翌年に公聴会が行われる。
ブロックパーティーの後、Digbethにある緑のハートの壁画が描き直された。ハートの両脇に、蛍光色の高視認性ジャケットを着た2人が立ち、「Network Fail」と書かれている。